ロシアの思い出Op.63 Souvenir de Russie
 この曲はF.ソル(Fernand Sor)の二重奏曲の最後の作品であると同時に、 作品番号を持つ曲としては最後の曲(Op.63)でもあります。
この曲は「序奏」*「主題と7つ(9つ)の変奏」「アレグレット」の3部門から形成されていますが、 (版によって変奏が7つあるものと9つあるものがあります) 全体を通じひとつのロシア民謡がいろいろな形で繰り返されています。 終楽章アレグレットはとても華やかです。 隅々までロシア民謡の雰囲気が配慮された素晴らしい作品です。
この度、2重奏で演奏するにあたり 「ロシアの思い出」に関して調べられる範囲で調べて見ました
下記のような年表ができました
ソル「ロシアの思い出」に関する年表
1823年 ソルは娘とモスクワに演奏旅行に出かけ、 ソルのギター演奏は驚嘆され、大歓迎を受け、滞在することとなる。 ギタリスト兼バレエ音楽(オーケストラ曲)の作曲家として、恋人のバレリーナとともに名声をあげる。 皇帝アレキサンダー1世の葬儀のために葬送行進曲を、 皇帝ニコラス1世の即位に際してはバレエ「ヘルキューレとオムファーレ」を作り、 これらはソルの最大の傑作と称えられている
(この滞在期間に「ロシアの思い出」の主題のメロディはロシアのギタリストに教わったものらしい。)
1826年 ロシアを去りこれ以降パリに在住。恋人との愛は終わる。
1827年 この年より死までギターの仕事に専念することになる。 (35歳のとき政治的亡命の形で出国したソルは 生地のスペインに戻ることを熱望したが、ついに叶えられなかった。)
1837年 最愛の娘を亡くす。
1838年
「ロシアの思い出」の作曲を開始。このときすでに病が彼を襲っていた。
1839年 死の直前に完成。曲は友人であり、彼のの熱烈な信奉者だったナポレオン・コストに捧げられた。 (ソルは貧困、病苦、愛娘の死などで、悲しい晩年だったようです)
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